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千の風になって

昨年暮れのNHK紅白で、テノール歌手の秋川雅史さんが歌った「千の風になって」。

心を打つ歌詞とメロディーに、涙してしまったのは私だけではないと思います。

深く心に届くこの千の風になっての歌詞原作者はメアリー・フライ(Mary Frye)というアメリカ人女性だそうです。
しかも驚くことに、この歌詞は彼女の生まれて始めての作詩でした。

彼女は1932年、同居していた友人 Margaret Schwarzkopf の母の死去の際に、のちに "do not stand at my grave and weep" として親しまれることになった詩を書き、以降人伝いで広まり、世界中で語り継がれているということです。(ウィキペディアより参照)

メアリーの友人のマーガレットはユダヤ系ドイツ人で、当時のヒトラー政権からメアリーらの支援で逃れてきたそうですが、マーガレットのお母様は高齢の上、具合が悪くて出国できなかったそうです。
マーガレットは、お母様が亡くなったのを嘆き、毎日泣き暮らしていたそうです。

そこでメアリーが「私はこう思っているのよ。」と、買い物袋の切れ端に、詩を走り書きして渡しました。
それがこの曲の歌詞「千の風になって」だったのです。

千の風になって
オーママミア訳詞

私の墓標の前で泣かないで
私はそこにいないのだから 私は眠ってなんかいない
私は千の風になって渡ってゆく
私はやわらかく 舞い降りる雪
私は優しく降り注ぐ雨
私は野に実る穂
私は朝の静寂の中に
私は水辺にたなびく灯心草
空を旋回する美しい鳥たちとともに

私は夜空の星の光
私は咲き誇る花たちとともに
私は静かな部屋の中に
私は歌う鳥たちとともに
私は全ての素晴らしいものとともにあるの
だから、私の墓標の前でなかないで
私はそこにいないの 私は死んではいないのだから

最近明らかになった事実は、この詩には著作権が設定されていない事です。この詩が人々の共有財産であるため、メアリーは一銭の報酬も受けていないそうです。

この件についてメアリーは、次のように話しています。

「この詩は私だけのものじゃないの、皆のものよ。今でもそう思うの。これは、愛や安らぎについて書いたのよ、もし私がお金を受け取ったりしたら、意味が無くなるわ・・・。多分、いかれてるんでしょうね。」

2004年9月15日、メアリー・フライ逝去。(98歳)

blog 漱石サロン ランデエヴウ 」を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。

千の風になって」(秋川雅史)をダウンロード試聴してください。
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